本日4月14日から16日まで、第64回日本形成外科学会総会・学術集会が東京で行われています。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の状況を勘案し、Web開催を併用するハイブリッド形式で開催されています。
今回のテーマ「Evolution」は継承。
改良、発展、進化を合わせた意味をもつ単語だそうです!
当院の先生方もWEB開催で参加されています。このため、学会開催期間、診療時間に一部制限が出ており受診希望の皆様にはお待たせし、ご迷惑をおかけしております。
発表内容は以下の通りです。
・重り負荷開瞼は、腱膜が瞼板より外れているか、ミュラー筋機械受容器の感度を容易に調べられる
金子愛 松尾清 水上高秀
・瞼板部眼輪筋の眼瞼痙攣である開瞼失行では下直筋の収縮が強く上方視が困難になる
金子愛 松尾清 水上高秀
・腱膜性眼瞼下垂症の代償期に現れる閃輝暗点は腱膜固定術で改善する
水上高秀 金子愛 松尾清
・眼窩部眼輪筋や皺眉筋が収縮するしかめ面筋の眼瞼痙攣は瞼板部眼輪筋の眼瞼痙攣である開瞼失行と鑑別が必要
水上高秀 金子愛 松尾清
・顔面神経麻痺後の閉瞼筋の筋緊張亢進に対する上下ミュラー筋機械受容器の感度調節手術は有効である
松尾清 金子愛 水上高秀
・近赤外線分光法での眼窩前頭野の脳血流測定は眼瞼下垂・眼瞼痙攣・開瞼失行の診断と治療方針決定に不可欠
松尾清 金子愛 水上高秀