松尾形成外科・眼瞼クリニック スタッフブログ

静岡県浜松市にある松尾形成外科・眼瞼クリニックのスタッフブログです。

形成外科学会

第63回 日本形成外科学会総会・学術集会が開催されています。

今年はコロナの影響もあり現地開催及びWeb開催の併用という新しい方法で行われます。

今回のメインテーマは「不変と革新」だそうです。

 

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メインテーマを「不変と革新」とし、"残して引き 継いでいくべきもの"、"新しく発展させるべきもの"という視点から形成外科学というものを大きな視点でもう一度見直し、これからも発展していく形成外科学の舵取りをどのような方向にしていくかを議論し、次世代に引き継ぐ礎にできればと考えております。

                  第63回日本形成外科学会総会・学術集会

                  会長 亀井譲(名古屋大学形成外科教授)

 

ということです。

医学は日々進歩しているんですね。

 

当院の先生方もWeb開催に参加しております。

発表内容は以下の通りです。

 

・ビデオシンポジウム

ミュラー筋機械受容器を伸展して青斑核を介して腹内側前頭前野を刺激して

覚醒・認知機能を改善する手術」                 松尾清

 

・一般口演

「腱膜性眼瞼下垂症によるsunken eyelidの成因に基づいた治療法」

                       水上高秀 松尾清 金子愛

「腱膜性眼瞼下垂症の患者の2割は眼輪筋瞼板部収縮による開瞼失行型痙攣があり

術後瞼縁がゴロゴロし開瞼も悪い」

                       松尾清 金子愛 水上高秀

「10・20代の挙筋腱膜が瞼板より外れる原因は競技用ゴーグル使用、

アトピー・花粉症等で瞼を擦る習慣」

                       金子愛 松尾清 水上高秀

「下眼瞼縁の局所麻酔で下眼瞼が挙上されると眼輪筋瞼板部収縮による

開瞼失行型痙攣が起き上眼瞼が挙がらない」

                       金子愛 松尾清 水上高秀

 

「非対称性の腱膜眼性眼瞼下垂の下垂が強い側は眼輪筋瞼板部収縮による

開瞼失行型痙攣も強くて開かない」

                       水上高秀 松尾清 金子愛

「腱膜性眼瞼下垂症非代償期はミュラー筋の収縮で開瞼しており瞼が下がっても

瞬目が閉じないドライアイがある」

                  鈴木綾乃 松尾清 金子愛 水上高秀